日々の生活の中でこんな気持ちになったことはありませんか?
自分が正しいと思うことは、なんと言われても変えられない…
商品を間違えられても、変えてもらうことができない…
自分の意見を通すために、人の気持ちを配慮できない…
このような状況が続くと、心の中に不満が溜まったり、周囲と関係が悪化してしまうなど、結果的にあなたの生活の質を下げてしまいます。
こうしたトラブルを解決し、より爽やかに生きるための方法が「アサーション」です。
お互いにとって心地いい関係を作るために「アサーション」を学んでみませんか?
第18回は、「様々な事例でアサーション⑨ 子離れできない親に干渉される」の続き、「様々な事例でアサーション⑩ 注文したものと違うものが届いた」を解説していきます。
目次
様々な事例でアサーションを確認しよう
ここまで、自己表現には「非主張的自己表現」「攻撃的自己表現」「アサーション」の3つのタイプがあるとご紹介してきましたが、次からは実際にある様々なケースを取り上げ、自己表現についての理解を深めていただきたいと思います。
あなたならどの表現を選び、まだそれはなぜなのか?考えてみてください。
⑩注文したものと違うものが届いた
昔からの友だちと久しぶりに会うことになっていたので、その手土産に渡そうと思ったのですが、届いたものが生ものの海産物で、しかも賞味期限もギリギリです。
これを渡しても喜んでもらえるとは思えないし、これか注文し直しても、友だちと合う予定の日時には間に合いません。
このことを通信販売の会社に伝えたいのですが…。
攻撃的反応
- とにかく怒り続ける
失った時間は取り戻せないし、別のものを買いに行く手間だってかかるんだから。
仕事にはもっと責任感をもって取り組んで、ミスのないようにしてよね!
非主張的反応
- 状況も伝えずにあきらめる
でも、通販会社に電話して「交感してちょうだい!」と言ったり、キャンセルしたりしたら、きっとクレーマーだと思われちゃう。
そう思われるのはイヤだから今回は諦めよう。
私ってなんて運が悪いのかしら…。
アサーティブな反応
- 相手に伝えるか、楽観的に考える
これは生ものだし、今晩我が家で食べることにしようかな。
ここのお菓子はとっても美味しから、これも試してみよう。
今回は、友だちには別のものを探すことにすればいいね。
ワンポイントアドバイス
- 現実的な考え方、行動をとりましょう
ニューマン・エラーとしてよくありがちなことなので、あなたがすることは2
つ。
1つは、通販会社に連絡して、間違った商品が届いたことを伝え、品物を返却して交換してもらうなどの方法で問題を解決することです。
もう1つは、友だちに贈るものについての対応を考えること。
起きたことには現実的に行動しましょう。
インターネットで買い物をする時は、間違いや漏れが発生するリスクがあることも考えた上で利用しましょう。
次回、「様々な事例でアサーション⑪ 必要ないものをしつこくセールスされる」、へ続く