日々の生活の中でこんな気持ちになったことはありませんか?
自分が正しいと思うことは、なんと言われても変えられない…
商品を間違えられても、変えてもらうことができない…
自分の意見を通すために、人の気持ちを配慮できない…
このような状況が続くと、心の中に不満が溜まったり、周囲と関係が悪化してしまうなど、結果的にあなたの生活の質を下げてしまいます。
こうしたトラブルを解決し、より爽やかに生きるための方法が「アサーション」です。
お互いにとって心地いい関係を作るために「アサーション」を学んでみませんか?
第19回は、「様々な事例でアサーション⑩ 注文したものと違うものが届いた」の続き、「様々な事例でアサーション⑪ 必要ないものをしつこくセールスされる」を解説していきます。
目次
様々な事例でアサーションを確認しよう
ここまで、自己表現には「非主張的自己表現」「攻撃的自己表現」「アサーション」の3つのタイプがあるとご紹介してきましたが、次からは実際にある様々なケースを取り上げ、自己表現についての理解を深めていただきたいと思います。
あなたならどの表現を選び、まだそれはなぜなのか?考えてみてください。
⑪必要ないものをしつこくセールスされる
以前はあまり信用していなかったネット記事ですが、最近は信頼できるニュースサイトも増えているため、有料のところと契約するようになりました。
ただ、問題は新聞のセールスマンが解約を納得してくれないことです。
最近では同じ販売所の他のセールスマンまで連日、営業にくるようになってしまい、困っています…。
攻撃的反応
- 威嚇的・攻撃的に怒る
新聞はまとめてゴミにだすのが大変だからやめたいって、ちゃんと理由も言ったでしょ!
繰り返し来られて迷惑してるの!
そんな姿勢だからインターネットに負けちゃうのよ!
非主張的反応
- おびえて何も言わない
自分だけで断わるのは怖いから、音を出さずにじっと立ち去るまで待つしかないわ。
勤務時間が過ぎたら、そのうち来なくなるようだし…。
アサーティブな反応
- はっきりと断る
今はインターネットでニュースが読めるので、今後はそれを使うことにします。
ってはっきり断ろう…!
何度来ても別のセールスマンが来ても、同じ態度で断ることで、こちらの気持ちが変わらないことを伝えるようにしよう…!
ワンポイントアドバイス
- 自分の判断を冷静に伝えましょう
こちらのネットビジネスのケースと基本的な考え方は同じです。
怒らず、冷静に「必要ないので、いりません」とハッキリ言うことが大切です。
3回ほど断れば、ほとんどの場合大丈夫だと思われますが、この時、感情的になって大声を出したりしないことがポイントです。
相手に「我が家では必要ない」ことをハッキリと伝えましょう。
自分が判断して必要がないと思ったのなら、それを正直に伝えてください。
次回、「様々な事例でアサーション⑫ 診察時間が短く、説明がちゃんと聞けない」、へ続く