日々のストレス、過去のトラウマ。
辛い状況にいる自分を、自分に合った方法で労ってあげるための心理学講座、第4回目です。
自分との向き合い方、受け止め方、心の負荷の受け流し方を知って、「息苦しい」から「生きやすい」自分を手に入れましょう!
「自動思考」について解説!
前回の復習!
前回は、ストレスを感じたときのことを書き出して、当時どんなことを考えていたのか、ということを分析してみました。
頭に自動的に浮かぶこの考えのことを、心理学では「自動思考」と言うのでしたね。
そして自動思考はたくさんあればあるほど、今回のストレス分析がより充実していきます。
まずはひとつでも書き出してみましょう!
詳しくは前回の記事を参考にしてみてくださいね!
分析その4)そのときの気持ちは?
自動思考をたくさん見つけることはできましたでしょうか。
次はその時の「気持ち」を見つけていきましょう!
・気持ちって何・・・?
・自動思考と何が違うの・・・?
とお思いの方もいらっしゃると思います。
自動思考とは、その時頭に浮かんだ言葉・考えのようなもので、「そんなに怒らなくてもいいのに」「失敗したくない」 などといったものになります。
一方気持ちとは、短い言葉で言い切れる、「イライラ」「恐怖」などといったものになります。
嬉しい 楽しい 面白い 希望 すっきり 心地いい
悲しい 悔しい 怖い 嫌だ 怒り 不快 泣きたい
不愉快 納得行かない ハラハラする 恋しい
などのようなもので、ポジティブ、ネガティブ、どちらともいえないものがあります。
そしていくつもの気持ちが同時に発生したり、交代したり、というのがほとんど。
たとえば、「そんなに怒らなくてもいいのに」という自動思考があるときは、まず「不快」に感じて続いて「無力感」が湧き最後に「諦め」になると予想されます。
場合によっては最終的に、そんなふうに感じてしまう自分を「自己嫌悪」しているとも予想されます。
こういった自分の気持ちを、可能であれば時系列がわかるように書き進めていきましょう!
気づきたいのは、「こんなにたくさんの気持ちが入れ替わっていたんだ」とか「こんな感情が原因だったのか」という面です。
ストレスを感じているその場にいる時点では、どの状況が、自分にどう作用しているのかを掴み取るのは難しいもの。
こうして振り返ることで、自動思考から自分の感情や気持ちを思い出していきましょう!
また、すすめていくうちに、自分が抱えやすい感情や、苦手な場面・得意な場面が見えてきます。
自動思考をたくさん探し、それぞれの場面の気持ちもたくさん探していきましょう!
いよいよ終盤ですね。次回に続きます!