突然ですが、あなたにとって「幸せ」とはなんですか?
- お金持ちになること
- 玉の輿にのること
- 幸せな結婚をして子供を育てること
- 大きな会社に入って安定した職があること
- 商売やスポーツで大成功して有名になること
これらの目的は達成すると嬉しいものです。
しかし、「自己肯定感」が低いと、これらの目的を達成しても幸せを感じられません。
一次的には嬉しいかもしれませんが、喜びが長続きしないのです。
「自己肯定感を高めて人生をもっと楽に!」では、自己肯定感とうまく付き合う方法を身につけ、幸せな毎日を過ごすための方法をご紹介していきます。
第2回は、「まずはあなたの自己肯定感をチェック!」の続き、「『おかしいな?』に気づけたら自己肯定感回復のチャンス」を解説していきます。
「おかしいな?」に気づけたら自己肯定感回復のチャンス
第1回で、
- 最近、なんとなくうまくいっていない
- モヤモヤした気持ちが消えない
という変化が起きていたら、「自己肯定感が低くなっているサイン」かもしれない、というお話をしました。
そのモヤモヤは、自己肯定感の低下からくる一時的なものかもしれませんが、このネガディブな感情を放置してしまうと、「自動思考の罠」という負のループに陥ってしまう可能性もあります。
- 上司に何か提案しても否定されると思い「イヤな気分になるからやめておこう…」と意見を出さなくなってしまう
- 好きな人ができても、過去の失恋を思い出して「またツラくなるのは嫌だから一人が気楽」と自分に言い聞かせてしまう
- 何か新しいことにチャレンジしようと思っても「どうせまた失敗するから…」と行動にブレーキをかけてしまう
自動思考の罠に陥ると、このように後ろ向きな判断で行動が消極的になり、自分や周囲に対するネガディブな感情が高くなり、自己肯定感は低空飛行を続けてしまいます。
ここで注目して欲しいのは「 」で示した「イヤな気分になるから…」「またツラくなるのは…」「どうせまた失敗するから…」という部分です。
もしあなたの友達がこんな悩みを相談してきたら、あなたはどうアドバイスしますか?
こんな風に伝えてあげるのではないでしょうか。
私たちは、家族は友達など、誰なのことなら客観的に見ることができますが、自分の内面で起きたことを客観視するのは苦手です。
友だちに「不安は分かるけど…」「実際どうなるか…」と「感情と行動は別ですよ」とアドバイスできるように、このやりとりをあなたの内面で行えるようになることこそ、自己肯定感とうまく付き合うスタートになります。
自己肯定感の低下は、ゆっくりジワジワと進み、自分で自分に「NO」と言ってしまう状態に固定させてしまいます。
だからこそ、大切なのは「あれ?なにかおかしいな?」と気づくこと。
「以前は気にならなかったのに、電車やバスでマナーを守らない人を見ると落ち着かない…おかしいな?」
こんな風に、自分で「なんかおかしいな?」と、感じることができたら、自己肯定感の変化に気づけた証拠です。
自己肯定感の変化に気づけた時こそ、自分で状況を変えるチャンスなのです。
次回、「自己肯定感は揺れ動く…調子が悪い日があるのはなぜ?」へ続く