突然ですが、あなたにとって「幸せ」とはなんですか?
- お金持ちになること
- 玉の輿にのること
- 幸せな結婚をして子供を育てること
- 大きな会社に入って安定した職があること
- 商売やスポーツで大成功して有名になること
これらの目的は達成すると嬉しいものです。
しかし、「自己肯定感」が低いと、これらの目的を達成しても幸せを感じられません。
一次的には嬉しいかもしれませんが、喜びが長続きしないのです。
「自己肯定感を高めて人生をもっと楽に!」では、自己肯定感とうまく付き合う方法を身につけ、幸せな毎日を過ごすための方法をご紹介していきます。
第33回は、「自己肯定感を一瞬で高めるには…⑩」の続き、「自己肯定感をジワジワ高める方法」を解説していきます。
目次
自自己肯定感をジワジワ高める方法
以前、自己肯定感お高め方には2つのルートがあるというお話をしましたが、ここからご紹介するのは、しなやかなブレのない自分軸をつくり、自己肯定感を強くする「ジワジワと自己肯定感を強くしていく持続型のトレーニング」です。
トレーニングは、次の3つのステップと、1つのサポートトレーニングに分かれています。
自己肯定感の底力をつける方法なので、効果を実感するまでにある程度の時間が必要になるかもしれません。
多少、時間がかかっても、自己肯定感は何歳からでもつくることができます。
自分は自己肯定感がそんなに低くいないけど…、と思っている人でも、もし人生がうまくいっていないと感じるなら、潜在意識の中にほんの1パーセントでも負の感情が残っている可能性があります。
これからご紹介する方法では、それさえも書き換えていきます。
今からしっかり続けることで、ブレないしなやかな自分軸をつくり、本来のあなたらしい人生ですべてを生きることができ、ワクワクする人生が今から始まります。
人生はいつでも、「安心!楽しい!大丈夫!」なのです。
【ステップ1】自己認知
ステップ1の「自己認知」とは、今現在の自分を知ることを指します。
「どうして、可愛い我が子にイライラしてしまうのか」
「なぜ、彼の一言が気になってモヤモヤした気分になってしまうのか」
「どうして物事をネガティブに受け止めてしまいがちなのか」
自己肯定感の低下を感じる日々の出来事を客観的に見ることで、今の私、つまりあなたが今いる現在地を再確認していきます。
【ステップ2】自己受容
ステップ2の「自己受容」とは、現在地を知った上で、そこにいる自分を受け入れることです。
人間は不完全であり、完璧にはなれないことを前提として、自分のポジティブな点と、ネガティブな点を受け入れます。
そして、何が心を負債ているのか、どう改善していけばいいのかを知り、無理のない目標を立てて、一つひとつの問題をクリアしていきながら、自己肯定感を高めていきます。
【ステップ3】自己成長
ステップ3の「自己成長」とは、自分には達成する力、社会の中で役立つ力があると信じて、成長していこうとすることです。
理想とする自分像に向かって、行動する力、やり抜く力を育んでいきます。
サポートトレーニング「負の感情をコントロールする方法」
とは言え、仕事やプライベートで立てた計画の途中でつまずいたり、計画倒れしてしまった経験は誰にでもあると思います。
日々の生活では思いがけない出来事が起きて、気持ちが揺れたり、自分で決めたルールを破ってしまうことも多々あると思います。
これは「自己肯定感の木」を育む時も変わりません。
自己肯定感は、あなたを摂りなく環境は体調によって上下動するものです。
昨日までは「できる!」と思っても、今日は「やっぱり調子が出ないかも…」、明日には「やっぱりできない…」というメンタルになるのも珍しいことではありません。
そんなふうに揺れ動く心や、負の感情によるメンタルのブレに対して
とうまく付き合う方法が、サポートトレーニングの「負の感情をコントロール方法」です。
「負の感情をコントロールする方法」は、「自己肯定感の木」を育むための土壌づくりのようなものです。
そもそも、自己肯定感の木が育つ土壌が、不安、恐れ、苛立ちにまみれた土壌だとしたら、自己肯定感そのものが育ちません。
この自己肯定感の木の土壌は、言い換えれば「安心感」という言葉で表現できます。
つまり、しなやかでゆるぎない自己肯定感の木を育むうえで大切となる「安心感」をつくるのがここでの目的になります。
具体的なトレーニングの解説の前に、一つアドバイスがあります。
それは、「全部やらなくても大丈夫」ということです。
これから、3つのステップとサポートトレーニングとして、複数のトレーニングをご紹介しますが、これらはどれも心理学や脳科学による裏付けのあるトレーニングで、しっかりと効果があるものですが、全てをマスターして、完全に実践する必要はありません。
それぞれのステップで紹介されたテクニックのうち、1つか2つを試してみて、自分に合いそうなものを生活に取り入れてみてください。
自己肯定感は、自分で無理して高めようとしないことがポイントです。
絶対に高めないといけないと思うと、そのこと自体が自己肯定感を低める原因になってしまうからです。
自己肯定感は勝手に高まるものです。
「安心、安心。楽しい、楽しい。大丈夫、大丈夫。」で進めていただき、時には「ま、いっか」と思うのもいいのです。
次回、「【ステップ1】「自己認知」の3つのトレーニング」へ続く