突然ですが、あなたにとって「幸せ」とはなんですか?
- お金持ちになること
- 玉の輿にのること
- 幸せな結婚をして子供を育てること
- 大きな会社に入って安定した職があること
- 商売やスポーツで大成功して有名になること
これらの目的は達成すると嬉しいものです。
しかし、「自己肯定感」が低いと、これらの目的を達成しても幸せを感じられません。
一次的には嬉しいかもしれませんが、喜びが長続きしないのです。
「自己肯定感を高めて人生をもっと楽に!」では、自己肯定感とうまく付き合う方法を身につけ、幸せな毎日を過ごすための方法をご紹介していきます。
第44回は、「【自己成長トレーニング①】スリー・グッド・シングス」の続き、「【自己成長トレーニング②】冒険ノート」を解説していきます。
【自己成長トレーニング②】冒険ノート
私たちは、周囲の人から信頼されたとき、「信頼された人に報いたい」「その信頼に応えたい」という気持ちになり、実際に行動に移すという心理があります。
こうした人の行動原理を心理学的に証明してのが、アメリカの教育心理学者ロバート・ローゼンタールです。
彼は、「人は期待されると、その気持ちに応えるような行動をとりやすくなる」という心理を論文にまとめて、「ピグマリオン効果」と名付けました。
以来、ピグマリオン効果は、期待と行動と成果に関する基本的な取り組みとして、今もビジネスの現場で活用されています。
また、このピグマリオン効果は自分自身にもかけることができます。
あなたがあなたを信頼することで、自分自身の自身に報いたいと行動を起こさせるようになります。
ポイントは、日常の中にベビーステップとなる、小さな冒険を組み込むことです。
例えば、ランチに行く時など、ネットの情報を見ずに、自分の直感に頼って知らない店に入ってみましょう。
小さくてもいいので、とにかく新しい冒険にチャレンジしてください。
そして、その冒険があなたにとっていい結果だった時だけ、やった内容と感じたことをノートに記録していきます。
ディナータイムに白木のカウンターで板前さんと向き合う勇気はないけど、ランチなら高くても数千円。
これからは高級店も攻めてみたいと思う」
前回、紹介した「スリー・グッド・シングス」と似ていますが、こちらは毎日綴る必要はありません。
あなたが具体的に起こした行動にフォーカスして、良い感じが残ったときだけノートにまとめましょう。
また、あなたの手帳に「冒険の成功ペンはこの色」と決めて書いたり、冒険の成功シールを貼ってもいいでしょう。
このトレーニングがアファメーションとして効果的なのは、やればやるほどノートに冒険の成功事例が残っていくことです。
という、経験の蓄積によって、自己決定感、自己有用感が高まり、自己肯定感が強くなっていきます。
あなたも今から、セルフ・ピグマリオン効果を使ってみてください。
一歩進むことで、こんなにも人生が変化し、新しい発見があると感じる思います。
そして、「私はできる!大丈夫!」と思えてくるでしょう。
あなたの自己肯定感は自分で高められるのだと実感できるでしょう。
次回、「【自己成長トレーニング③】イメトレ文章完成法」へ続く