突然ですが、あなたにとって「幸せ」とはなんですか?
- お金持ちになること
- 玉の輿にのること
- 幸せな結婚をして子供を育てること
- 大きな会社に入って安定した職があること
- 商売やスポーツで大成功して有名になること
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これらの目的は達成すると嬉しいものです。
しかし、「自己肯定感」が低いと、これらの目的を達成しても幸せを感じられません。
一次的には嬉しいかもしれませんが、喜びが長続きしないのです。
「自己肯定感を高めて人生をもっと楽に!」では、自己肯定感とうまく付き合う方法を身につけ、幸せな毎日を過ごすための方法をご紹介していきます。
最終回の第49回は、「【負の感情をコントロール②】脱フュージョン」の続き、「【負の感情をコントロール③】ポジティブ・チェンジ」を解説していきます。
【負の感情をコントロール③】ポジティブ・チェンジ
自己肯定感を高めるトレーニング中も、私たちは日常生活を送っています。
上司から叱責を受けたり、パートナーとケンカをしたり、子どもがいざこざに巻き込まれたり…。
なにかとネガディブな負の感情に襲われるのは避けることができません。
そういうネガディブな負の感情が心に広がった時、大海原をイメージしてみてください。
ネガディブな負の感情を赤いインクだとして、それを水に垂らしてみましょう。
ペットボトルのミネラルウォーターに垂らしたとしたら、ボトルの中の水は赤く染まってしまいますが、大海原であれば、何滴、何十滴垂らそうと水の色は変わりません。
そう考えると、いま、自分が感じているネガディブな負の感情はたいしたことないものなのではないか?と思えるようになります。
こんな風にネガディブな負の感情への見方を変えるテクニックを「ポジション・チェンジ」と言います。
例えば、あなたがカフェでコーヒーを飲んでいるとします。
その時、ふと上司から叱責された場面を思い出します。
厳しい指摘を受け、自分の仕事のやり方に不安を感じています。
そして、上司からまた叱られるのではないかという恐れも出てきます。
そんな時こそ、身の回りのものを使って、ネガディブな負の感情をポジティブ・チェンジさせましょう。
例えば、
「スマホをあなた」
とします。
そして、コーヒーカップの立ち場からスマホを眺めます。
つまり、上司がなぜ、あなたを叱責したのか。上司の立場から考えてみます。
叱責するのにもエネルギーが要りますし、時間もかかります。
それでも上司はなぜあなたを叱ったのでしょうか?
ポジション・チェンジしてみると、上司の叱責の裏にある感情や期待が見えてきました。
だとすると、深刻になるより前向きに受け止めて次に生かす方がより良い選択になるはずです…。
こうして、何か近くにあるもので、問題を擬人化して、自分とその問題を眺めてみます。
一瞬で自分の色メガネを外すことができます。
冷静になり、相手や出来事が起きた意味を考える冷静さを取り戻すことができるのです。
心理学では、さまざまな難しいポジション・チェンジのテクニックがありますが、こうやって身近で使えてすぐにできることが大切です。
ぜひ、ネガディブな負の感情を呼び起こす出来事がおきたら、ポジション・チェンジを実践してみてください。
終わりに
自己肯定感があれば、
全ての思考が変わり、
全ての行動が変わり、
全ての習慣が変わり、
全てのできごとが変わり、
全ての出会いが変わり、
全ての結果が変わります。
つまり、自己肯定感を持つだけで、元気に明るくなります。
元気に明るくなれば、勝手に気が高まりますし、気が高まれば、勝手に気の良い人が集まります。
気の良い人が集まれば、勝手に幸せが舞い込み、幸せが舞い込めば勝手に仕事も人生も成功してしまいます。
あれこれ考えず、シンプルに。
自己肯定感が高まる技術を手に入れる→コツを習慣化する→全てがいつの間にかうまくいっている→全て思い通りの人生になっている
そんなよい循環を手に入れてください。
皆さん心の中に、
そんな輝きがずっとずっと続きますように…!
(了)