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20~30代の女性に増加していると言われている“非定型うつ病”。
よく聞く“うつ病”とは何が違うのでしょうか?
今回は、非定型うつ病の症状とその原因をまとめてみました!
非定型うつ病とは?
実は、うつ病には様々なタイプがあります。
非定型うつ病とは、うつ病に含まれる一つのタイプのことです。
一般的なうつ病の症状と言えば、
- 気分が落ち込む
- 何をしても楽しめない
- 過食よりも拒食になりやすい
- 過眠よりも不眠になりやすい
- 疲れやすくなる
- 身体が重い
- 頭の働きが鈍くなる
- 自分は価値のない存在だと思う
- 朝方に気分が落ち込みやすい
など
ですが、非定型うつ病は、
- 抑うつ症状はあるが、楽しいことなどがあると急に元気になる
- 拒食よりも過食になりやすい
- 不眠より過食になりやすい
- なにか問題があると責任を人に転嫁する
- 恐怖感・不安感が強い
- 夕方に気分が落ち込みやすい
- 周りの言動に敏感
などが挙げられます。
非定型うつ病の発症の原因は?
非定型うつ病の原因は、いまのところはっきりしていません。
しかし、きっかけになるものについてはいくつか考えられるものがあります。
- ストレス
- 遺伝
- 子どものころの環境
- 性格
が挙げられます。
ストレス
ストレスはうつ病に限らず、様々な病気を引き起こす原因になりやすいものです。
ストレスは心にも身体にも影響を及ぼします。
通常であれば、私たちの身体はストレスをうまく対処できるような仕組みになっていますが、過度のストレスや、小さなストレスでも蓄積されてしまえば対処可能な容量を超えてしまいます。
そうすると、なにか病気を発症する要因にもなりかねません。
非定型うつ病もストレスが原因で発症することが考えられます。
遺伝
今のところ、非定型うつ病が遺伝する病気かどうかはわかっていません。
しかし、同じ家族に多く発症しているという傾向があるようです。
家族であれば、性格や体質も似ているところがあると考えられるため、他の人よりも非定型うつ病になりやすいのかもしれません。
子どものころの環境
幼少期に強いストレスを受けたり、虐待や、親から十分な愛情を与えられなかったりすると、脳の発達に大きな影響が出るようです。
その影響によって心に傷を負ってしまい、非定型うつ病になってしまうことも考えられます。
子どものころの生育環境はとても大事なものです。
そのため、十分な環境で幼少期を過ごすことが出来ないと、非定型うつ病に限らず、他の病気を発症する可能性も高くあります。
性格
非定型うつ病の発症には、性格も関係しているのではと考えられています。
例えば、真面目、勤勉、誠実な人は些細なことでも真摯に受け止めがちです。
他の人よりもストレスを溜めやすい傾向にあると思われます。
物事の変化に敏感な人も、結婚や転職などの出来事をきっかけにうつ病などを発症する場合が多いようです。
また、正義感、責任感の強い人は、なんでも一生懸命に取り組むため、疲労を溜めこんでしまい、病気を発症してしまいます。
非定型うつ病症状と原因のまとめ
非定型うつ病は、まだまだ原因のわからない病気です。
ですが、ストレスや性格などが非定型うつ病を引き起こす要因になっているのでは?と考えられています。
ストレスを溜めこむことは、うつ病に限らず、様々な病気の発症のきっかけにもなってしまうので、気分転換をしてなるべくストレスを溜めこまないように気を付けましょう!