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「仕事の電話はニガテ・・・」という人はかなりおおいのではないでしょうか?
その“電話がニガテ”が日常生活にも支障をきたすようになると、それは「電話恐怖症」かもしれません。
目次
電話恐怖症とは?
電話恐怖症とは、その名のとおり電話に出て話すことに苦痛や恐怖を感じてしまうことをいいます。
電話恐怖症は、対人恐怖症の一つとされています。
- 電話が鳴ると怖い、電話に出ることが出来ない
- 電話をかける事が出来ない
- 電話で話していることを誰かに聞かれていると思うと怖く感じる
などの症状があげられます。
さらにひどくなると、「電話が鳴るだけで震えてしまう」なんてことも。
わからないことを聞かれたらどうしようとか。
電話をかけるのが怖い!
これは特に、
- 初めての人
- 取引先や目上の人
に対して恐怖や不安があらわれるようです。
やはり相手の顔が見えない、初めての人は情報が少ないため、より不安を感じてしまいます。
そのため、家族や普段からよく接する人に対しては、あまり不安や恐怖を感じずに電話を掛けることが出来ます。
会話を周りに聞かれたくない!
特に仕事中の電話で「会話を聞かれたくない」という人が多いようです。
「まわりから電話もろくに取れないのか」などと思われるのが怖く、そんな不安な気持ちのまま電話に出てしまうのでさらに症状がひどくなってしまいます。
逆に着信恐怖症というのもある!
「電話に出たくない」「電話が鳴ると怖い」という電話恐怖症の逆で、「電話を取り逃してしまったらどうしよう」「絶対に取り逃したくない!」と、電話を取ることに必死になりすぎてしまう場合もあります。
このような症状を着信恐怖症といいます。
症状がひどくなってしまうと、電話が鳴ってもいないのに鳴ったと感じてしまうこともあります。
電話恐怖症の原因になるものとは・・・?
なにかトラウマになるような経験が原因になっているかもしれません。
「小さいときに電話をとって怖い思いをした」経験などありませんか?
他にも「電話越しにきつく怒られた」経験も、電話恐怖の原因になっているかもしれません。
しかし、何も原因となるようなことがなくても発症してしまうこともあります。
その場合、不安を感じやすい、恐怖を感じやすいなどの遺伝的要素も関係があるようです。
また、電話恐怖症の人は電話自体が怖いのではなく、電話越しの相手に恐怖を感じるのです。
性格も関係ある!
- 心配性
- 完璧主義
などの性格の人が電話恐怖症になりやすいとされています。
電話恐怖症のまとめ
「電話をかけるのが怖い」「電話を取るのが怖い」という人は電話恐怖症かもしれません。
原因としては、「以前電話越しでひどく怒られた」などのトラウマ的経験が原因になっているかもしれません。
しかし、何もきっかけとなるようなことがなくても発症する場合は、遺伝的要素も関係あると考えられています。
電話恐怖症は、心配症や完璧主義の人に良くみられる症状です。