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日々、目標を持って頑張っている人、特に真面目な性格の人が一生懸命日々頑張ってその目標を達成したとき、そこには達成感と同時にどこか虚しさが生まれる事があります。
目標を達成してしまったが故に起きる虚無感、それが燃え尽き症候群です。
目次
燃え尽き症候群とは?
燃え尽き症候群とは、自分が今まで熱心に取り組んできた仕事や目標に対して、突然やる気を無くしてしまい、無気力になってしまう病気です。
その後、極度の疲労や頭痛、不眠、感情表現の低下や抑うつ状態などの症状に悩まされ、頑張っていたときと全く逆の状態になってしまいます。
もともとは医療や福祉、教育関係などの心理的に疲労を伴う職業に多く発症が見られましたが、現在では職業に関わらず同様の症状が見られます。
また、自分の感情とは関係なく、笑顔を作り続けなくてはならない仕事、モデル業やサービス業などにも多くみられます。これが長期に続いたりすると、感情が枯渇したり、極度の疲労感に陥ってしまうこともあります。
具体的な症状は?
燃え尽き症候群の代表的な症状は以下の様なものです。
- 極度の疲労や頭痛
- 不眠
- 無力感や感情表現の低下
- 悲哀、自責の念、幻滅
- 胃痛や消化器症状
- 抑うつなど
やらなくてはいけないとわかっていることでも全くやる気が出ず、無理に体を動かそうとすることで、精神的にも苦痛を感じてしまいます。
燃え尽き症候群の原因は?
冒頭に書いた様に、燃え尽き症候群は目標を持っていた人がそれを達成した時、もしくは心が折れかけたときなどに起こりやすいです。
- 大きな目標を達成した結果、次に目指すものがなくなる
- 頑張ったのに結果が思うようにならなかった
- 極度のストレスがかかる状況に長期間置かれる
など、頑張りすぎた結果から、燃え尽き症候群に陥ってしまうのです。
また、仕事に熱中してしまう人や、理想が高い人、真面目な人が燃え尽き症候群になりやすいと言われています。
燃え尽き症候群の治療法は?
- ストレスの原因を見直す
- 趣味を持つ
ストレスの原因を見直す
何が自分のストレスの原因なのかまず見直してみましょう。
目標を高くもってしまう人は、いつも自分を追い込んでしまい、それがストレスになっているかもしれません。
頑張りすぎてしまうなら、十分な休息を取ることも必要です。また職場の人間関係や、家族関係も見直すとよいでしょう。
趣味を持つ
仕事以外で何かストレスを発散できたり、気分転換のできる趣味を持つとよいでしょう。リラックスして心に余裕を持つことが大切です。
頑張るように励ましてしまうと、それが負担になり、うつ病や対人恐怖症など、二次障害を引き起こしてしまうこともあります。
そのため、早目の対応が必要です。
目標に向かって頑張りすぎてしまったため、陥ってしまう燃え尽き症候群。
趣味を持ったりして自分のストレス発散方法を見つけ心に余裕を持ちましょう。そのためには、家族の支えも重要になってきます。