障害を持つ人が働くことを支援するために、4月から新たに【就労定着支援】という福祉サービスがスタートしました。
このサービスは、就労をすることによって生じる生活上の悩みや問題を支援するものです。
詳しく見ていきましょう!
目次
就労定着支援とは?
今年、平成30年の4月から新たに創設された【就労定着支援】。
就労系福祉サービスから一般就労に移行された人の数は年々増えています。
それに伴い、就労に移行した人への環境の変化や生活面への支援に対する需要も高まってきました。
そこで、就労系福祉サービスから一般就労に移行された人へ、より手厚い支援が出来るようにと考えられたものが、今回新たに創設された就労定着支援です。
編集部なかの人
障害を持っている人が働き続けられるように支援するサービスなんだね。
より手厚いサポートが受けられるようになるので、働く側もより安心できるね。
編集部なかの人2
主な支援内容
- 相談を通じて生活面での課題などの把握をする
- 連絡調整(勤務先の企業やかかりつけの医療機関、就労移行支援事業所、障害者就業・生活支援センターなどの関係機関など)やそれに伴う課題解決に向けての支援をする
- ひとりで問題を抱え込まずに相談できる体制を作る
編集部なかの人
職場の悩みなど、相談しにくいことでも第三者の支援者がいると相談しやすいね。
これらのサービスはどのくらいの期間、受けることが出来るの?
最長で3年間サービスを受けることができますが、1年ごとに住んでいる地域の自治体の障害福祉の窓口で支給決定期間を更新する必要があります。
就労定着支援の対象になる人は?
- 就労移行支援、自立訓練、就労継続支援A型・B型、生活介護のいずれかを利用している
- 企業などに一般就労している
- 就労に伴う環境変化などで生活面などに問題や悩みがある
これら3つに当てはまる方が対象となります。
まとめ
- 今年、平成30年の4月から就労定着支援という福祉サービスがスタートする。
- このサービスは、就労移行支援や自立訓練、就労継続支援などの福祉施設を利用して一般就労に移行になった人を対象に、就労に伴う問題や悩みなどをサポートしていくというもの。
- このサービスは最大3年間利用することができる。
仕事が決まって、いざスタートといっても、不安なことや悩みはあると思います。
そんなときに、一人で抱え込んでしまわないように、こういったサービスがあると相談できたり、支援してくれる人がいるので安心ですね。
就労定着支援を利用することによって、障害を持っている人がより働きやすくなるといいですね。