
皆さんは何かに「ハマった」経験はありますか?
スマホのゲームやSNSに熱中してつい夜更かしをしてしまった。
パチンコで今月の小遣い全部使ってしまった、などなど…。
人は何かしらの「モノ」や「コト」など、「ハマった」経験があると思います。
ただ、中にはその「ハマる」が度を超してしまう場合があります。
それが、いわゆる「依存」。
「依存」により社会生活に支障が出ている状態を「依存症」といいます。
「依存症ってどんな病気?」では、依存症とはなにか、回復するためにできることなどについて、詳しく解説していきます。
第7回は、「なりやすさ」の続き、「依存症と犯罪」についてみていきます。
目次
依存症と犯罪
依存症だから罰せられるわけではありませんが、一部の依存性薬物を手に入れたり、使ったりすることは犯罪にあたるため、刑罰を科されることもあります。
覚せい剤や大麻は持っているだけで違法
どんな薬も使い方によっては毒になるおそれがあります。
そのため、薬物の製造や使用に関しては様々な法律があり、違反すれば逮捕されるおそれがあります。
特に覚せい剤や大麻など、いわゆるドラッグは持っているだけでも違法とされ、実刑になることもあります。
実際、刑務所に入っている受刑者の3割近くは覚せい剤取締法事犯者です。
一方、依存性薬物でも、睡眠薬や抗不安薬などは、医師の処方を受けて入手したものなら、所持・使用ともに合法です。
こうした合法の薬物に対する依存も増えてきています。
法規制されている薬物のいろいろ
薬物四法といわれる「あへん法」「大麻取締法」「覚せい剤取締法」「麻薬及び向精神薬取締法」の他に、飲酒や指定薬物についての法律などが定められています。
中枢神経興奮薬(アッパー系ドラッグ)
ドーパミンなど、神経伝達物質の放出を促す。
- 覚せい剤(アンフェタミン、メタンフェタミン)
- 覚せい剤原料(エフェドリン)
- コカイン
- MDMA(通称エクスタシー:幻覚剤でもある)
中枢神経抑制薬(ダウナー系ドラッグ)
ドーパミンをつくる神経細胞の働きを抑制している「ロック細胞」の働きを弱めることで、結果的にドーパミンの放出を増やす
- 狭義の麻薬(モルヒネ、ヘロインなど)
- 大麻(マリファナ、箸氏)
- 向精神薬(鎮静剤、睡眠薬)
- 麻薬向精神薬原料(アセトン、トルエン、無水酢酸)
幻覚薬
五感に影響して知覚の変容を促す
- LSD
- MDMA
- 5-MEO-DIPT(通所ゴメオ)
- マジックマッシュルーム
その他
医療によって用いられているものでも、中枢神経系の興奮もしくは抑制または幻覚の作用があり、使い方によっては有害な影響が出るおそれがあるものは「指定薬物」とされています。
定められた用途以外の使い方をした場合には、刑罰を科されます。
いわゆる危険ドラッグの多くは、指定薬物とされます。
アルコール
アルコールは薬物の一種で、「ロック細胞」が働くよう見張っている細胞の働きを弱める作用があります。
未成年飲酒禁止法では、20歳未満の人の飲酒を禁じています。
ただし、飲んだからといって本人が罰せられることはありません。
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次回、「刑罰の影響」へ続く。
