お役立ち記事 依存症

依存症ってどんな病気?【14】~市販薬・市販品~

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皆さんは何かに「ハマった」経験はありますか?

スマホのゲームやSNSに熱中してつい夜更かしをしてしまった。

パチンコで今月の小遣い全部使ってしまった、などなど…。

人は何かしらの「モノ」や「コト」など、「ハマった」経験があると思います。

ただ、中にはその「ハマる」が度を超してしまう場合があります。

それが、いわゆる「依存」。

「依存」により社会生活に支障が出ている状態を「依存症」といいます。

「依存症ってどんな病気?」では、依存症とはなにか、回復するためにできることなどについて、詳しく解説していきます。

第14回は、「処方薬」の続き、「市販薬・市販品」についてみていきます。

目次

市販薬・市販品

違反薬物はもとより、処方薬よりも安全なイメージのある市販薬や嗜好品として市販されているものでも、乱用を続けていれば「やめられない、止まらない」状態になることがあります。

処方薬よりも依存性が高いものも

市販薬・市販品を乱用する人のなかには、うつ病などの精神疾患を抱えている人が少なくありません。

処方薬を使いつつ市販薬も、さらにはアルコールも使い、つらい気持ちをやわらげているという人が目立ちます。

国の医療費抑制策により、処方薬への切り替えも増えています。

その際、例えば処方薬には入っていないカフェインが、市販の鎮痛薬には添加されるなどといったことが起こりがちです。

依存性の高さは、むしろ処方薬を上回るものもあります。

市販薬・市販品の特徴

どこでも誰でも買えるだけに乱用が起こりやすく、やめようとしても、目の前にあるのでまた繰り返しやすいという点が、ほかの依存性薬物との違いといえます。

入手が簡単

市販品は街中の店舗で、またはインターネットのショッピングサイトなどで、簡単に入手できます。

乱用のおそれのある市販薬については、販売数量の制限、使用目的の確認など、国が販売ルールを定めていますが、必ずしも守られているとはいえません。

店側がルールを守っていても、複数の店が利用すれば大量購入は可能です。

心理的ハードルが低い

密売人を探したり、病院で医師に処方箋を書いてもらったりといったハードルがなく、使用にあたっての抵抗感は小さいでしょう。

量が増えやすい

大量購入しやすい分、少しだけ多めに…が重なり、規定量の数十倍に達する飲み方をする人もまれではありません。

離脱の症状はかなり深刻

大量服用を繰り返し手射倍、使用を中止すると、全身のだるさや焦燥感などが強く現れ、眠れないなどといった苦しい離脱症状に見舞われます。

乱用・依存を招きやすいもの

咳止め(鎮咳薬)や風邪薬などの市販薬は、つらい気持ちをやわらげるために、カフェインは眠気ざましに使い始める人が目立ちます。

カフェイン

カフェインには、中枢神経系を興奮させる作用があります。

過剰摂取は、激しい動悸などパニック発作に近い症状を引き起こすおそれがあります。

コーヒーや茶類、いわゆるエナジードリンクなどにも含まれていますが、過剰摂取が起こりやすいのは、1錠でコーヒー1杯分に相当するカフェインを含む錠剤の乱用です。

タバコ

肺疾患をはじめ健康被害との関連は明らかですが、タバコに含まれるニコチンのなかでも特に依存性が高いもののひとつです。

ニコチン依存症の状態に陥っている人は少なくありません。

やめたいけれどやめられない状態なら、禁煙外来の利用を考えるとよいでしょう。

咳止め・風邪薬・鎮痛薬など

覚醒・鎮静と相反する複数の成分を含むもの、医療の現場ではすでに使われていない成分を含むものもあります。

●咳止め、風邪薬のなかにはコデイン、ジヒドロコデイン、ジヒドロコデインセキサノールなど、狭義の麻薬と同様の鎮静成分を含むものもある。
⇒大量に飲むと高揚感や多好感を得られるとされる。

●咳止め、鼻炎治療薬などに用いられているエフェドリン、プリンエイドエフェドリン、メチルエフェドリンは、依存を生じさせやすい覚醒物質

●一部の睡眠改善薬や鎮痛薬に含有されるブロムワレリル尿素(ブロモバレリル尿素)は、過量服用で死に至る危険性もある物質で、医療現場ではほとんど用いられていない

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次回、「行為への依存…ギャンブルとネット・ゲーム」へ続く。


 

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