アスペルガー症候群の人は相手の気持ちを考えるということがニガテです。
そのため、仕事上で誤解されやすかったり、または被害的に物事を捉えてしまう傾向にあります。
今回は、アスペルガー症候群の人が仕事上で困ることについてまとめてみました!
目次
アスペルガー症候群の人が仕事で困ること
- 暗黙の了解がわからない
- 共通認識が通じない
- “普通”がわからない
本人はそんなつもりはないのに暗黙の了解、共通認識などがわからず、「自分勝手だ」「生意気だ」と思われ、誤解されやすいということもアスペルガー症候群の人にはあることだと思います。
「普通は~だよね」「普通はこうするよね」などの“普通”がアスペルガー症候群の人にはよく理解ができないことがあります。
なぜ、これらのことで困ってしまうの?
相手の気持ちを考えるのがニガテだから
アスペルガー症候群の人は、自分にされたことにはとても敏感です。
ですが、自分が同じことを相手にしていても気付けないことがよくあります。
周りからしたら、「自分がされたことには敏感なのに、自分が相手に同じことをしても平気なんだ」、「自分勝手な人」と思われてしまうことも少なくないかもしれません。
自分も誤解しやすいため
相手の立場になって物事を考えることがニガテなため、本人も相手のことを誤解してしまうことがあります。
相手はそんなつもりがなくても本人は悪いほうに捉えてしまったり、「自分がうまくいかないのは○○のせいだ」と決めつけてしまうこともあります。
客観的に物事を見ることがニガテなため、本質を理解できずに決めつけてしまったり、誤解しやすいのです。
そのため、周りのたくさんのサポートにも気が付くことができません。
臨機応変な対応がニガテだから
アスペルガー症候群の人はひとつの職場で仕事が長く続かない人が多いようです。
臨機応変な対応がニガテなため、接客、販売、チームで行なう仕事など、人との関わりが多い仕事は向いていないようです。
逆に、やり方が決まっているような単純な仕事のほうが得意という人が多いようです。
また、環境の変化に対応することが得意ではないため、ストレスを受けやすくあります。
本人は、早く仕事を覚えられるように一生懸命に努力していますが、なんでうまくいかないのか、どうしていいのかわからず、困ってしまい、自身を無くしてしまいます。
職場や周りの人の理解があるとうまくいくこともあります。
アスペルガー症候群の人は、
- 臨機応変な対応が求められる仕事はニガテ
- やり方が決まっているような仕事のほうが得意
- 職場の理解があればうまくいくことも
まとめ
アスペルガー症候群の人にとって相手の気持ちを考えることは難しいため、暗黙の了解など理解できないときがあります。
また、誤解をされたり、自分が相手のことを誤解してしまうことも少なくありません。
そのため、臨機応変な対応が求められるような仕事よりも、やり方が決まっているような仕事のほうが向いているようです。