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性格ではなく、精神疾患!ヒステリーまとめ

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ヒステリーという言葉を聞いたことがあると思います。
一般的にヒステリーとは、病的な興奮状態のことをいい、女性がかかりやすいとこれまで思われていましたが、男性にも多くみられます。

目次

ヒステリーとは?

ヒステリーとは、「ヒステリックに怒る」というように、病的に興奮したりして感情をコントロールできなくなることを指します。
ヒステリーというと怒る・泣くというイメージが強いかもしれませんが、実際にはもっと様々な症状があります。

知覚や運動機能に障害の出る身体表現性障害(転換性障害)と、意識や記憶などの精神的な機能に障害の出る解離性障害の2種類に区別されています。

身体表現性障害(転換性障害)

知覚や運動機能に障害の出る場合を身体表現性障害(転換性障害)といいます。
主な症状は、

  • 身体の麻痺やけいれん
  • 目が見えなくなる
  • 声が出なくなる
  • 味がしなくなる
  • 歩けなくなる
  • 頭痛、発汗

中には、「自分が重大な病気なのではないか」という恐怖にとらわれてしまう心気症にかかるケースもあります。

参考記事⇒思い込み過ぎが病気を重くする・・?心気症とは

解離性障害

意識や記憶などの精神的な機能に障害の出る場合を解離性障害といいます。
主な症状は、

  • 自分の中にいくつかの人格が存在する
  • 一定時期の記憶がなくなる
  • 突然家族や仕事を捨てて放浪に出る
  • 自分が自分でなくなってしまったような感覚になる(離人症性障害)

時には、大事なこと(自分の名前、家族や住所など)を忘れた状態になってしまうこともあります。

参考記事⇒【解離性障害】自分が自分でないように感じてしまう・・・離人症性障害とは

ヒステリーの主な原因は・・・?

原因は様々ですが、仕事などの強いストレスや不安、疲労、緊張を感じたときにヒステリーを発症することが多いようです。
また、子どものころに虐待された経験があったり、愛情不足の人はヒステリーを起こしやすいといわれており、子どものころのトラウマも発症に一因と考えられています。

ヒステリーの治療法は?

ヒステリーの治療には、認知行動療法が有効です。
認知行動療法では、ストレスや不安、疲労などの原因を突き止め、今後どのように対処していけばいいかを考えていきます。
生活環境にストレスの原因があるのなら環境を変えることも必要です。また、自分にあったストレス解消方法も一緒に考えていきましょう。
トラウマに関しても同様に、カウンセリングを受けながら過去の自分を見つめ直し、トラウマになっていることを少しずつ受け入れられるようにしていきましょう。
ヒステリーの治療にはゆっくりと時間をかけていくことが大切です。

ヒステリーといっても様々な症状があります。原因としては、ストレスやトラウマが考えられるため、治療には時間がかかります。そのため、周囲の人のサポートも重要になってきます。


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