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てんかん発作が起きたときにやってはいけない6つの対応

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今回はてんかん発作時にやってはいけないこと、正しい対応についてまとめてみました!

前回の記事⇒

原因、症状は人それぞれ!~てんかんとは?~

たくさんある!~てんかん発作の種類~

てんかんの治療法~運転免許は取得できる?~

目次

てんかん発作が起きたときにやってはいけない6つのこと

  1. 身体をゆする
  2. 抱きしめる
  3. たたく
  4. 大声を掛ける
  5. 口に物をくわえさせる
  6. 発作後、すぐに水や薬を飲ませる

↑口に物をくわえさせるのは昔から言われていたり、よくドラマやアニメでも観ますが、これは間違いです!
窒息の恐れがあります!

発作が終わって意識がぼんやりとしているときに薬や水を飲ませるのも×!
こちらも窒息や嘔吐の恐れがあります。

嘔吐してしまった場合は、嘔吐物によって窒息する恐れもあるため、注意しましょう。

また、意識がぼんやりとしているときに、身体をゆすって起こそうとしたり、たたく、大声をかけるのもNGです。
安心させようとして、抱きしめるのも×!

正しい対応を!

発作が起きた場合は、まず周りの安全を確保しましょう!
火の元や、足元が不安定な場所から離れます。

そして衣服が体を締め付けていないか確認し、締め付けているようなら緩めて、呼吸をキープできるようにしましょう。

発作を起こした人を不安にさせないためにも、周りの人が冷静に対応することが大切です。

激しい発作時にも窒息する恐れがあるため、気道を確保できるように下あごを上にあげるようにしましょう。

けいれんが終わり、呼吸が確認できたら、あごを上にあげたまま顔を左右どちらかに向け、呼吸が戻るのを待ちましょう。

こんなときは直ちに病院へ!

すぐに病院に行って医師に見てもらう必要がある場合を「重積状態」といいます。

  • 5分以上発作が続く
  • 短い時間で、意識が回復する前に次の発作を繰り返す
  • 顔色が悪く、呼吸が不規則である
  • どう対応していいかわからない

こんな時はすぐに病院に連れて行く、または救急車を呼びましょう。

また、患者さん本人は、発作中は意識を失うこともあるので、自分の症状を知ることが難しいことがあります。
そのため、周りの人が、患者さんの様子を観察し、本人や医師に詳しく伝えられるといいですね。

その他、気になることがあれば医師に相談してみましょう。

まとめ

てんかん発作を起こしている人を目撃したら、まずは周囲の安全を確認し、呼吸の確保をしましょう!
間違っても、口に何かをくわえさせたり、水を飲ませることはやめましょう。
窒息してしまうかもしれません!


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