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自己肯定感を高めて人生をもっと楽に!【30】 ~自己肯定感を一瞬で高めるには…⑧~

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突然ですが、あなたにとって「幸せ」とはなんですか?

  • お金持ちになること
  • 玉の輿にのること
  • 幸せな結婚をして子供を育てること
  • 大きな会社に入って安定した職があること
  • 商売やスポーツで大成功して有名になること

これらの目的は達成すると嬉しいものです。

しかし、「自己肯定感」が低いと、これらの目的を達成しても幸せを感じられません。

一次的には嬉しいかもしれませんが、喜びが長続きしないのです。

「自己肯定感を高めて人生をもっと楽に!」では、自己肯定感とうまく付き合う方法を身につけ、幸せな毎日を過ごすための方法をご紹介していきます。

第30回は、「自己肯定感を一瞬で高めるには…⑦」の続き、「自己肯定感を一瞬で高めるには…⑧」を解説していきます。

目次

自己肯定感を一瞬で高めるには…⑧

これまで自己肯定感を「自己肯定感の木」に例えてご紹介してきましたが、皆さんが一番知りたいのは、

「どうやって自己肯定感を上げていくのか?」

その方法だと思います。

元気がある日もあれば、ない日もあるのが人間です。

大切なのは、

「元気がない時があってもいい」
「落ち込んでしまう時があってもいい」

と自分にささやいてあげることです。

そして、自己肯定感を取り戻すための「小さなコツ」を身につけておくこと。

ここから、「自己肯定感を一瞬で高める方法」をご紹介しますが、どれも今すぐ簡単にできるものばかりなので、ぜひ生活の中に取り入れてみてください。

【16】セルフハグ

自己肯定感が低下している時は、自分のネガディブな側面にフォーカスして、後悔したり、思い悩んだりしてしまいます。

仕事が終わって帰宅したら、ゆったり、まったり、ほんわかできる服に着替えて、右手で左肩を、左手で右肩をグッと抱きしめてみてください。

自分で自分をぎゅーと抱きしめる「セルフハグ」です。

精神科医のミッシェル・ルジョワユーは、

「幸福をもたらすホルモンは、他のホルモンと違って、私たちの手の届く範囲にあるのが特徴です。日々の行動や食事、健康管理によって、3大神経伝達物質であるセロトニン(心の安らぎに関与)、エンドルフィン(一種の脳内モルヒネ)、オキシトシン(愛情や精神的安心感のホルモン)の分泌を、自分で刺激することができるのです」

と、説いています。

セルフハグは自分で自分を刺激する作業で、8秒ハグするだけで、この3大精神伝達物質が出てきます。

なぜ8秒なのかというと、私たち大人が深呼吸すると、大体8秒になるためです。

深呼吸と同じ秒数、セルフハグをする。

それだけで、自分に優しくなれ、自分に余裕があると、他人にも優しくなれます。

もし、人を思いやれない自分を自覚したら、セルフハグをしてみましょう。

あなたの最大の味方はあなた自身です。

こう言って自分を褒めてあげましょう、

「頑張っているぞ、自分」
「ありがとう、私」
「毎日偉いぞ、俺」
「どんどん良くなっているよ、私」

最初は少し恥ずかしいかもしれませんが、思いっきり抱きしめて、褒めてあげてください。

自分を受け入れる気持ち、自己受容感が満たされて、自己肯定感が高まっていきます。

【17】明日、着る服を決めておく

自己肯定感が低下すると、朝、なかなか洋服を決められない、忙しいのに髪型も決まっていない気がする…、など、些細なことが気になったりします。

そして、どんどん時間が経ち、さらに自己肯定感が低下していきます。

かの、スティーブ・ジョブズは、公の場に出る時、上は黒のタートルネック、下は色落ちしたリーバイス501、足元はグレーのニューバランスのスニーカー、という、いつも同じ服装をしていました。

「毎日の服を選ぶ」という行為は、思いのほか負担が大きいものです。

ジョブズは、そのストレスに対してあらかじめ着る服を決めることで対処していたわけです。

フェイスブックの創業者であるマーク・ザッカーバーグも、いつもグレーのシャツを着ています。

彼らを真似して前日の夜、次の日に着る服を決めておくと、次の日の朝、無駄に悩む時間が減り、自己効力感、自己決定感が高まります。

可能なら、クローゼットに7本のハンガーを用意して、月曜日から日曜日まで着る服を上から下まで全部用意してしまいましょう。

着替えの時にハンガーを取り出せば終了、という仕組みです。

そもそも、朝、洋服や髪型に悩んだ時点で、自己効力感や自己決定権が下がっているので、自己肯定感が低下している指針となるのです。

1週間分を決めるのは大変、という人は、明日着る服を寝る前に決めるようにしてみてください。

自己肯定感が勝手に高まり、気持ちよく出かけられるでしょう。

【18】十分な睡眠をとる

自己肯定案の高低と脳の疲れ、また脳の疲れと睡眠も直結しています。

つまり、自己肯定感を高めるには、脳の疲れをとる睡眠が欠かせないのです。

なぜなら、脳の疲れをとる唯一の方法は、「眠ること」だからです。

2008年にストックホルムで行われた研究によると、5時間という短い睡眠を続けた人たちの脳は、通常の睡眠時間に戻して1週間たったあとでも、100%正常な状態には回復しなかったそうです。

ちなみに、短時間睡眠でも脳に影響がないショートスリーパーと呼ばれる人たちは、全人口の数パーセントしかいないと言われています。

睡眠不足は判断力を下げるだけでなく、物事をネガディブな方向からしか見ることができなくなり、自己肯定感を低下させます。

寝不足の朝は不快で、1日の始まりを憂うつにします。

疲れて不機嫌で、自己肯定感の低いまま8時間仕事をするのと、十分な睡眠をとり、上機嫌で集中しながら8時間仕事をするのとでは、どちらが素晴らしいかは比べるまでもありません。

安心して深い眠りのとれる環境を整え、質の高い睡眠を実現させましょう。

良質な眠りのポイントは以下の通りです。

1…光をコントロールする

私たちは朝になると、コルチゾールが分泌され、日中のやる気や集中力をもたらしてくれます。

また、夜が近づき、周辺が暗くなる頃には、セロトニンやメラトニンといったホルモンが出て、眠りへといざない始めます。

この2つのホルモンの働きで、深い眠りに入れるようになります、

朝、起きたら日光を浴びて、寝る前は極力スマホやPC、テレビを見ないようにしましょう。

2…寝る直前はリラックスする

ベッドに入ったら、今日の反省や明日のことも考えず、未来の夢を妄想してリラックスしましょう。

睡眠の仕方を改善すれば、脳と体の疲れとれます。

そして日常が楽しくなるのです。

よく眠ることは、自己肯定感が勝手に高まっていくことと同じなのです。


 
次回、「自己肯定感を一瞬で高めるには…⑨」へ続く


 

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