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自己肯定感を高めて人生をもっと楽に!【31】 ~自己肯定感を一瞬で高めるには…⑨~

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突然ですが、あなたにとって「幸せ」とはなんですか?

  • お金持ちになること
  • 玉の輿にのること
  • 幸せな結婚をして子供を育てること
  • 大きな会社に入って安定した職があること
  • 商売やスポーツで大成功して有名になること

これらの目的は達成すると嬉しいものです。

しかし、「自己肯定感」が低いと、これらの目的を達成しても幸せを感じられません。

一次的には嬉しいかもしれませんが、喜びが長続きしないのです。

「自己肯定感を高めて人生をもっと楽に!」では、自己肯定感とうまく付き合う方法を身につけ、幸せな毎日を過ごすための方法をご紹介していきます。

第31回は、「自己肯定感を一瞬で高めるには…⑧」の続き、「自己肯定感を一瞬で高めるには…⑨」を解説していきます。

目次

自己肯定感を一瞬で高めるには…⑨

これまで、ウィークデーにできる「自己肯定感を一瞬で高める」方法をご紹介してきましたが、ここからは、比較的、自分で時間をコントロールしやすい、ウィークエンドにできる方法をご紹介していきます。

どれも今すぐ簡単にできるものばかりなので、ぜひ生活の中に取り入れてみてください。

【19】休日だからこそ早起きする

自己肯定感を勝手に高めるもっとも簡単な方法。

それは、

「休日だからこそ、いつもより早起きすること」

です。

休日なので、早起きして眠くなっても好きな時間に好きな場所で、「パワーナップ」の法則が十分に使えます。

いつでもどこでも15分の仮眠をとって、自己肯定感をさらに高めることができるのです。

また、前述の「サーカディアンリズム」によると、脳は目覚めてから2時間の間に最もクリエイティブでワクワクする思考力を発揮することが分かっています。

このゴールデンタイムを活用するために、ぜひ休日こそ早起きしてみてください。

今度の人生のプランを練ったり、興味のあるジャンルの本を読んだり、自分へのご褒美の時間として使いましょう。

休日の朝に寝だめするのは、一番ワクワクする時間を眠りに削ってしまうため、あまりおススメできません。

どうしても寝だめしたい時は、朝は早起きして日中に仮眠をたくさんとるか、夜早い時間に寝ましょう。

睡眠によって回復した脳を、朝の2時間ワクワク思考でフル回転させることで、大きな充実感を得られます。

朝のゴールデンタイムを活用するだけで、ワクワクする楽しい時間を過ごし、将来に向けて、役立つ知恵を身につけることができます。

その確かな実感が、自尊感情、自己効力感、自己決定感を満たし、自己肯定感をグングンと高めてくれます。

【20】自分で決めて、楽しく実行する

自己肯定感が低下している時は、全てが曖昧で決めることができなくなります。

「最近、何かにすぐ悩むかも…」

そう感じたら、自己肯定感が低下したサインです。

こんな時、パッと切替て、サクッと自己肯定感を高める方法があります。

それは、

「休日は自分で好きなことをする無理のない計画を立てて、楽しく実行すること」

です。

映画鑑賞、買い物、スポーツ、散歩、料理、ゲームなどなど…、好きなジャンルはどんなものでもいいですし、一人の時間を持つということでも、みんなで遊ぶということでも、初めての体験をしてみるということでも構いません。

本当にその時の自分が「これがいい!」と思ったものなら、なんでもいいのです。

大切なのは、計画を立てて、実行することです。

「1日中、家の中でボーッとする」計画が実行できたら、「自分に○!」をつけてください。

さらに、計画以外のボーッとする他のこともできたなら、「もっと自分に○!」をつけると、1日をしっかり過ごした充実感と幸福感が味わえます。

これは、想像力を働かせて、計画を立てることが前頭葉を刺激し、立てた計画を実行することが幸福度を密接に関係している自己決定感を満たすからです。

2016年にアメリカのアイダホ大学が800人の休日を調査した研究でも、計画的な休日の過ごし方の重要性が立証されています。

この研究によると、自分で休日の予定をコントロールできていると思う人の幸福度は高く、新しいことにチャレンジしている人ほど自己肯定感を高めていることが分かったのです。

一方、休日に何のプランも立てず、ぼんやり過ごしていると、幸福感は低いままでした。

同じように家でぼんやりしていたとしても、「この週末は本気でボーッとする」と決めていた場合、計画した「ボーッ」とができただけで、幸福度が高まるという結果になりました。

つまり、自分で決めて段取りした過ごし方ができると、人は幸せを感じ、自己肯定感を高めることができるのです。

【21】5分だけ掃除をする

自己肯定感が低下する理由には、前述したようにマンネリ化、刺激のなさがあります。

慣れによる感情の揺らぎがないと、脳の快楽分泌物が出ない状態になり、停滞してしまうのです。

例えば、恋愛関係。

付き合って半年、休日はいつものパターンで、会話もなくなってきた…。

そんな時に、「ディズニーランドへ行こう」となったら一気にテンションが上がり、楽しくなって自己肯定感が高まりますよね。

このように、ちょっとした刺激を与えるために、休日にほんの5分でもいいので、部屋の掃除をしてみましょう。

掃除をする場所にも、自己肯定感を高めるポイントがあります。

玄関や流し台、お風呂場、洗面台など、いつもよく使う場所をきれいにしましょう。

ベッドの下やテレビの裏側など見えないところをきれいにするのは、大変な割にはそれほど達成感は高まりません。

それよりも、日常使うところをほんの5分だけ掃除します。

これだけで、自己効力感や自己決定感が増して、自己肯定感が勝手に高まり、楽しい一日を送れるでしょう。

また、模様替えするのも日常に変化を起こすので、自己肯定感を高めるには効果的です。

例えば、玄関マットやドアノブカバー、ランチョンマットなど、日常使いのほんのちょっとしたこと一つでいいので模様替えをすることで、気持ちが新しくなり、自己肯定感がg高まります。

一気にグーンと自己肯定感を高めたい時は、不要なものをさっさと捨てることです。

捨てる時のポイントは、半年使わなかったものは緊急性・重要度がないものと判断。

何かあったら100円ショップで買えばいい。

それくらいの潔さをもって、とっとと捨ててしまいましょう。

そして、大切なものは部屋の押し入れに入れます。

今の自分に必要なものが明確になるので、目標に向かう行動力が培われます。

環境にスペースができると視野が広がり、心のスペースができます。

心にゆとりができて、

「いろいろあってもなんとかなるさ」

と、グーンと一気に自己肯定感が高まります。

また、部屋のインテリアの中で大きな割合を占めているものを替えるのも、自己肯定感を高める秘訣です。

例えば、カーテン。

その際、環境色彩心理学を用いるとより効果的です。

  • 青…
    青は集中力を高める効果があるので、人間関係が入り組み、自己信頼感、自己有用感が低下気味の時、回復させる効果が期待できます。
  • 赤…
    赤は興奮や情熱を与える色で、発想力を高めてくれます。仕事で勝負をかけたい時など、赤の力を借りて自尊感情、自己決定感を高めることができます。
  • 緑…
    緑は安心感を与える色。仕事やプライベートでストレスを感じている時、自己受容感、自己効力感を回復させます。

ほんのちょっとの工夫が、自己肯定感を勝手に高めてくれるのです。


 
次回、「自己肯定感を一瞬で高めるには…⑩」へ続く


 

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