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気分障害とは?〜特徴と症状を把握しよう〜

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目次

気分障害とは?

気分障害とは、精神疾患のひとつで、落ち込んだり、食欲がなくなったり、眠れなくなったりする「うつ」状態。

これとは逆に、楽しくて、状況を問わずに気分が高揚しているときを「躁」状態。
この2つの症状が周期的にあらわれる場合と、「うつ」状態だけが続く場合、これらをまとめて「気分障害」と言います。

うつ病と診断される場合が多い!

最初はうつ病と診断される場合が意外にも多いのですが、その経過が長く、軽症であることから、うつ病から気分障害へと病名が変更される場合があります。
男性より女性に多くみられ、21歳以前に始まる早期発症型は少なく、20-35歳の間に発症する人が多いです。うつ病を持っている人の親、子、兄弟姉妹、二卵性双生児など遺伝子を半分共有している人)に多く見られます。

気分障害の特徴

  • 社会や家庭への不適応感や罪責感
  • 刺激に対して過敏になる
  • 人や社会に対して怒りを感じる
  • 社会からひきこもる
  • 物事へ興味が持てなくなる
  • 疲れやすい、活力の減退
  • 生産性の欠如

気分障害の主な症状

  • 食欲がなくなる、または過食になってしまう
  • 眠れなくなる、または寝すぎてしまう
  • 常に疲労感がある
  • 「自分は価値がない人間だ」と思ったり、自分に自信を持つことができない。
  • 自己嫌悪感や罪悪感を抱いてしまう
  • 集中力が続かない
  • なかなか決断をくだせない
  • 絶望感を感じてしまう

励ますつもりの言葉が逆効果になる場合も・・・

「うつ」は、「生きよう」という気力が弱まっている状態。
そのため、精一杯頑張っている本人に対して、励ましの気持ちで「頑張れ」と声をかけることは、「頑張っているのに・・・」と逆効果をあたえてしまいます。

原因ははっきりしていない

現在のところ原因ははっきり解明されていませんが、劇的な環境変化や、遺伝などといった要素が病気を引き起こす原因と考えられています。
「躁うつ病」は、再発を繰り返すことが多くありますが、心理療法や、薬物療法でかなりの割合で症状が改善されます。
「うつ」の改善には、まず体力や気力を回復させることが大切です。
この病気は症状だけでは判断が付きにくいので、経過を見守りながら診断していく必要があります。


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