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自分を守る!心理学で自分をケア ~その4 ストレス分析③~

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日々のストレス、過去のトラウマ。

辛い状況にいる自分を、自分に合った方法で労ってあげるための心理学講座、第4回目です。

自分との向き合い方、受け止め方、心の負荷の受け流し方を知って、「息苦しい」から「生きやすい」自分を手に入れましょう!

「自動思考」について解説!

前回の復習!

前回は、ストレスを感じたときのことを書き出して、当時どんなことを考えていたのか、ということを分析してみました。

頭に自動的に浮かぶこの考えのことを、心理学では「自動思考」と言うのでしたね。

そして自動思考はたくさんあればあるほど、今回のストレス分析がより充実していきます。

まずはひとつでも書き出してみましょう!

詳しくは前回の記事を参考にしてみてくださいね!

分析その4)そのときの気持ちは?

自動思考をたくさん見つけることはできましたでしょうか。

次はその時の「気持ち」を見つけていきましょう!

・気持ちって何・・・?

・自動思考と何が違うの・・・?

とお思いの方もいらっしゃると思います。

自動思考とは、その時頭に浮かんだ言葉・考えのようなもので、「そんなに怒らなくてもいいのに」「失敗したくない」 などといったものになります。

一方気持ちとは、短い言葉で言い切れる、「イライラ」「恐怖」などといったものになります。

嬉しい 楽しい 面白い 希望 すっきり 心地いい

悲しい 悔しい 怖い 嫌だ 怒り 不快 泣きたい

不愉快 納得行かない ハラハラする 恋しい

などのようなもので、ポジティブ、ネガティブ、どちらともいえないものがあります。

そしていくつもの気持ちが同時に発生したり、交代したり、というのがほとんど。

たとえば、「そんなに怒らなくてもいいのに」という自動思考があるときは、まず「不快」に感じて続いて「無力感」が湧き最後に「諦め」になると予想されます。

場合によっては最終的に、そんなふうに感じてしまう自分を「自己嫌悪」しているとも予想されます。

こういった自分の気持ちを、可能であれば時系列がわかるように書き進めていきましょう!

気づきたいのは、「こんなにたくさんの気持ちが入れ替わっていたんだ」とか「こんな感情が原因だったのか」という面です。

ストレスを感じているその場にいる時点では、どの状況が、自分にどう作用しているのかを掴み取るのは難しいもの。

こうして振り返ることで、自動思考から自分の感情や気持ちを思い出していきましょう!

また、すすめていくうちに、自分が抱えやすい感情や、苦手な場面・得意な場面が見えてきます。

自動思考をたくさん探し、それぞれの場面の気持ちもたくさん探していきましょう!

いよいよ終盤ですね。次回に続きます!

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