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自己肯定感を高めて人生をもっと楽に!【40】 ~【自己受容トレーニング②】リフレーミング~

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突然ですが、あなたにとって「幸せ」とはなんですか?

  • お金持ちになること
  • 玉の輿にのること
  • 幸せな結婚をして子供を育てること
  • 大きな会社に入って安定した職があること
  • 商売やスポーツで大成功して有名になること

これらの目的は達成すると嬉しいものです。

しかし、「自己肯定感」が低いと、これらの目的を達成しても幸せを感じられません。

一次的には嬉しいかもしれませんが、喜びが長続きしないのです。

「自己肯定感を高めて人生をもっと楽に!」では、自己肯定感とうまく付き合う方法を身につけ、幸せな毎日を過ごすための方法をご紹介していきます。

第40回は、「【自己受容トレーニング①】タイムライン」の続き、「【自己受容トレーニング②】リフレーミング」を解説していきます。

【自己受容トレーニング②】リフレーミング

まず、次の2つの問題を見てください。


あなたはプロゴルファーのキャディーです。
手前に大きな池のあるコースでセカンドショットを打つゴルファーに声をかけます。
その時、「いつも通り60ヤード打てばいいよ」と言うのと、「手前の池に気を付けて」と注意を促すのは、どちらの方がいいショットを打てると思いますか?

あなたは、5歳のお子さんにキッチンからリビングまで飲み物を運ぶお手伝いをしてもらおうと思っています。
その時、「こぼさないでね」と「しっかり持ていってね」のどちらの声掛けの方が、お子さんは飲み物をこぼさずに持っていくことができるでしょうか?

あなたはどちらの声かけを選びましたか?

子どもが飲み物をこぼさずに運べる声かけは「しっかり持っていってね」です。

また、ゴルファーがセカンドショットでアプローチに成功しやすいのは「いつも通り60ヤード打てばいいよ」です。

どちらも肯定的な表現の言葉で、これを肯定語といいます。

一方、「こぼさないでね」や「手前の池に気をつけて」は、失敗のイメージを思い描かせる否定語です。

肯定語は、成功をイメージさせる言葉や、「今、ここ」をありのままに伝える言葉、いつも通りの自分で大丈夫と思わせる言葉です。

否定語は、失敗をイメージさせる言葉や、必要以上に注意、不安、恐れを喚起させる言葉です。

ステップ2でご紹介するリフレーミングは、「否定語を肯定語に変えるトレーニング」です。

日々の生活の中で発してしまいがちな否定語を、意識的に肯定語へと置き換えていくトレーニングです。

例えば…、

  • 翌日、取引先で待ち合わせをする後輩に「遅れないでね」(否定語)ではなく、「間に合うように来てね」(肯定語)と伝える。
  • 仕事を手伝ってくれた同僚に、「お疲れ様」(否定語)よりも、「ありがとう」(肯定語)を。
  • あなたのパートナーが出張に出かける時、玄関先で「忘れ物ない?」(否定語)と聞くのではなく、「全部持った?」(肯定語)と問いかける。
  • 自分への言葉かけを「なんか、ついてない」(否定語)から、「最近、いつもついてるなー」(肯定語)に。

言葉は潜在意識を変える最強アイテム

言葉には自分の心の状態が表れます。

否定語は自己肯定感を低くし、肯定語は憩肯定感を高めます。

例えば、「ねば」「べき」も否定語です。

「目の前にあることをきちんとできなければ、次はない」
「目の前にあることをきちんとやってこそ、次がある」

とした方が自己肯定感は高まります。

「あれをやらなければならない」
「あれをやるべきではない」

このような否定的な言い方の背景には、

「こういう結果を出したい」
「こうなって欲しい」

という前向きな目的があるはずです。

それなら、

「こうすればもっと良くなる」
「こっちをやろうよ」

と肯定的な言い方をした方が、周囲からの協力を得られて、行動を起こしやすくなります。

あなたが発している否定語を肯定語に置き換えていく作業は、あなたをポジティブに変えて、周りの感情もポジティブに変えます。

思考は現実化すると言われますが、言葉も現実化するのです。

言葉が現実化するのは、潜在意識の次の10の特徴から言えることです。

【1】潜在意識は、365日24時間動き続けている
【2】潜在意識は、思ったことや言葉をその通りに実現化しようとする
【3】潜在意識は、善悪などの区別がつかない
【4】潜在意識は、時間の概念がない
【5】潜在意識は、人称の区別がつかない
【6】潜在意識は、脳内のイメージと現実との区別がつかない
【7】潜在意識は、生まれてから現在までの必要なことを全て記憶している
【8】潜在意識は、繰り返されることを重視する
【9】潜在意識は、思ったものを引き寄せる
【10】潜在意識は、具体的な質問には必ず答えを出す

潜在意識の特徴を踏まえると、いかに日常でつかう言葉が自己肯定感を高めるのに大切か分かります。

例えば、あなたが誰かを褒めるとします。

「Aさんは笑顔が素敵」
「Bさん、あなたはとても気配り上手で楽しい人」

このあなたの言葉も、潜在意識は人称の区別がつかないので、主語が全て消えてなくなるのです。

ということは、

「私は笑顔が素敵」
「私は、とても気配り上手で楽しい人」

として、潜在意識は認識するのです。

あなたに褒められた人も、自己肯定感が高まり嬉しくなります。

また、あなたも勝手に自己肯定感が高まり、どんどん自分らしさに自信を持ち、ポジティブループで自己肯定感が高まっていくのです。

反対に、あなたが否定語を使って誰かにこう言ったとします。

「Aさんは仕事が遅いから嫌い」
「Bさんはイライラしてるから近づきたくない」

このように、人の批判や文句を言っても、潜在意識では、主語が消えてなくなるので、

「私は仕事が遅いから嫌い」
「私はイライラしているから近づきたくない」

として認識され、あなたへ向けた言葉として届きます。

使う言葉はあなたの感情にとても強い影響を及ぼす、というわけです。

肯定語にあふれた言葉を読んだり聞いたりするだけでも、潜在意識はあなたを肯定的にしてくれます。

以下に、否定語と肯定語をまとめた変換表を載せておきます。

これを参考に、日頃から肯定語をたくさん使うように心がけてみましょう。

それが感情を快の状態に向かわせるトレーニングになり、自己肯定感を強くしてくれます。


 
次回、「【自己受容トレーニング③】if-thenプランニング」へ続く


 

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